ゴッホとスミスティ。
全然関係ないと思っていた2つが交わった瞬間があった。
「ゴッホは色盲で、精神状態が不安定だった」と同じく不安定な旦那が教えてくれた。
ゴッホといえばひまわり。それ以外のことは全く無知だった。
詳しく知らないから、勝手に「幸せな絵を描く人」だとばかり思っていた。
黄色を使っているし、花を描いている。
でも、聞くとゴッホは壮絶な人生を送り、とても正常な状態ではなかった。
ゴッホは最期自殺をしている。
今や何十億円と値がついているが、絵が売れだしたのも死んだあと。
後味の悪い知識だった。
話はかわって、大好きなお茶がある。
SMITH TEAMAKER(スミスティーメーカー)。ポートランドで一口飲んで惚れてしまった地場のハーブティだ。
特に好きなブレンドはNO.67のMEADOW(メドウ)。
英語でメドウとはお花畑の意味だが、その名の通り、まるでお花畑のような、複雑な味がする。
カモミール、レモンマートル、ルイボス、ヒソップ…他何種類ものハーブが絶妙にブレンドされている。
スミスティーメーカーは味もパッケージデザインもこだわっていてかっこいい。
特に、小分けされたティーパックの裏には「沸騰したお湯を注ぎ、数分お待ちください。」とあるのだが、
ブレンドによって「なにをしながら待つか」が指定されている。
例えば、NO.72 WHITE PETAL(ホワイトペタル) ブレンドは
「沸騰したお湯を注ぎ、生花をしながら3分お待ちください。」
NO.39 FEZ(フェズ)ブレンドは「沸騰したお湯を注ぎ、トルコ帽をかぶりながら3分お待ちください。」
そして、一番好きなNo.67 MEADOW(メドウ)ブレンドは
「沸騰したお湯を注ぎ、アルルでゴッホが絵を描いている真似をしながら5分お待ちください。」とあった。
ゴッホとスミスティ。異質なものが一緒になった瞬間だった。
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Prop Styling & Writing: Maiko Akiyama (秋山麻衣子)
Prop Styling Assistant: Ayami Noguchi(野口綾美)
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