CAFE KANATAより
珈琲職人まるやま週末喫茶店をOPENします。
店が変化するなら珈琲もまた同じ。
全国各地から豆を仕入れ、
その時々の組み合わせで珈琲職人丸山が渾身の一杯をお作りします。
ネルドリップの珈琲の他、スペイン式カフェオレ、キャラメル珈琲や中国茶、
お茶菓子の用意もございます。
会期中は作家の渡辺えみさんによる展示も一緒に行われます。
会期:2015.11.28(土)-11.29(日)の13時~20時
11.27(金)20時~24時も特別に出店します。
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プロフィール
珈琲職人 まるやま
高校受験の勉強の合間の眠気覚ましに珈琲を飲み始めて10年が経過。
大学時代の下宿の近くにあった珈琲屋がネルを使用していたことから
自分でもネルドリップでの抽出を始める。
基本スタイルは浅煎りを特濃で淹れること。
飲んだ全国各地の自家焙煎店は150店舗を超える。
旅先に珈琲の器具を一式持っていき、ゲリラ的にその土地の
美味しい珈琲を宿泊客とスタッフに入れるのが好き。
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渡辺えみ
山のちぎり絵一枚えほん作家、ライター、おかしのつかみどり行商人
山のぼりが好きで、なんども登っているうちに、
山で見つけたメルヒェンを表現したいと思うようになりました。
『山のメルヒェン市』は、「山とたべもの」をテーマに創作した、
それぞれ一話完結のちいさなおはなしと一枚のちぎり絵でできています。
今回の展示では、6つのおはなしとちぎり絵の原画を、みなさまに初おひろめします。
珈琲職人まるさんの淹れる、摩訶不思議な魅惑の珈琲をぜひぜひ体験しつつ、山小屋にいるような気分で、
『山のメルヒェン市』もお楽しみいただけましたら幸いです。
みなさまのご来場、心よりお待ちしています。
※28、29日ともに、13:00~16:00まで在廊予定です。
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ここは、世界のどこかにたたずむ一軒の山小屋。
まだだれも味わったことのない珈琲を淹れようと情熱をかたむける一人の男が住んでいる。
男は発明家のような顔つきで、日夜、珈琲を淹れつづけ、夢をみる。
珈琲の香りに酔いながら、天窓をあおぎ、冬の夜空に珈琲の星座をさがしている。
ピューピューポーポーポーポーゥ
今日、何百回目かのお湯が沸いた。
—あたらしい珈琲がもうすぐうまれる—
男は強い予感にぶるっとふるえた。
その山小屋からは、いつも珈琲の香りがただよっている。
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